About F.G

FG(FUNKY GRAMMAR)が結成されたきっかけは、ファイルレコードが主催していた“ヤング・MCズ・イン・タウン”というイベントが始まり。

RHYMESTER、EASTEND、MELLOW YELLOWなどがそのイベントに関わっていた当時に、RHYMESTERが1stアルバム『俺に言わせりゃ』をリリースすることになり、「じゃあなんかみんなでやろうぜ!」ってノリで作った曲のタイトルが「FUNKY GRAMMAR」。この曲が全ての始まりでした。
ヒップホップなんて認知もされていなかった時代、イベントでは客より出演者が多いこともあったそうです。

94年にはRIP SLYMEが加入。リップは当時イベントのチケット売りをやらされたりしてたとか(笑)96年頃にはKICK THE CAN CREW加入、その後も続々とメンバーが増えていき、現在もオリジナルメンバーは誰もやめることなく(これ重要!)精力的に活動を続けています。

毎月第3土曜日に行われている長寿イベント「F.G.NIGHT」は、10年目を超える今も毎回長蛇の列が並ぶほどの大盛況!!




Member

RHYMESTER
【結成】1989年
【メンバー】宇多丸(MC)、Mummy-D(Mr. Drunk:MC/Producer)、DJ JIN(DJ/Producer)。

ライムスターは、早稲田大学のブラックミュージック研究会「ギャラクシー」にて結成されたのが始まり。以来、現在に至るまでヒップホップシーンを引っ張ってきた存在であり、そのパフォーマンスはキングオブステージと称されています。ヒップホップの枠に囚われず、様々なアーティストをフューチャリングしたりと幅広い活動を展開し、各方面からリスペクトされまくりです。2MCのユーモアと遊び心たっぷりのリリックは思わず唸っちゃうほど巧妙だし、DJとマイク、二足のわらじを履きこなすDJ JINの男汁プレイも最高です!!

それぞれがRHYMESTER以外でもいい仕事してます。宇多丸師匠はDJ OASISと共演して話題になったり、イベント「申し訳ナイト」でDJとして活躍したりしています。しかも彼はモーヲタです!コンサートにも行くそうです!こんなMC他にいるんでしょうか?ステキです。 そしてマミーDは、Mr. Drunk名義でプロデューサー、トラックメイカーとしても才能を発揮してます。SUPER BUTTER DOGのギタリスト、竹内朋康と結成したユニット「マボロシ」は話題を呼びましたよね。彼はメローイエローのMC,KOHEIの実兄でもあります。

ここで紹介しただけでも彼らのカリスマ性が分かる思いますが、聴いてみるのが一番早いです。さすがFGのリーダー、他のヒップホップグループとは一線を画してますよ!!

〔link〕RHYMESTER Official Website
EAST END
【結成】1990年
【メンバー】GAKU-MC(MC)、ROCK-Tee(DJ)、YOGGY(DJ)

日本音楽業界のメインストリームで初めて「ヒップホップ」を鳴らしたパイオニア!!
94年にEAST END×YURI名義で発売した『DA.YO.NE』が大ヒットを記録、紅白にも出場し、流行語対象なんかも受賞しちゃったり。昭和生まれの人なら覚えてると思います(笑) 98年、EAST END活動休止。メンバーはそれぞれソロ活動を始めます。そして・・・2003年。オリジナルメンバーでEAST END再始動!!

充電バッチリで帰ってきた彼らは、めちゃめちゃ男気溢れるヒップホップを聴かせてくれます! 1MC2DJという異色のスタイルも面白い。ロックさんとヨギーさんの作るトラックはそれぞれのキャラが出てて2倍楽しめるし♪なによりガクエム氏のリリックが素晴らしいです。何気ない日常を切り取ってるんだけど、その中に強烈なメッセージが込められてる。彼のソロ時代のアルバムはかなりオススメ!!実は私がラップを好きになり、ヒップホップという音楽にハマっていったのは、GAKUさんの曲を聴いたのがきかっけなんです。この人に出会って私の人生観は大きく変わりました。とにかく聴いてみてください。きっと何か感じるものがあるはずです☆

〔link〕EAST END Official Website
    GAKU-MC Official website
MELLOW YELLLOW
【結成】1994年
【メンバー】KOHEI(MC)、KIN(MC)、ISO(DJ)

オリジナルメンバーはTAMA, KOHEI, KINの3MCとDJ のGZ-JAYの4人で、95年にアルバム『MELLOW YELLOW BABY』でデビュー。98年、TAMAとGZ-JAYが脱退。2001年に、KOHEIさんのソロ活動(KOHEI JAPAN)のサポートDJをしていたISOが加入し、今の3人になりました。

私がメローに出会ったのは、アルバム『CRAZY CLIMBER』の頃。通算2枚目、新メンバーでの初アルバムです。これには本当にハマリました・・・。ラップってこんなに面白いんだ!!HIPHOPの楽しさ、パーティー要素を知ったのはここが始まりって感じです。続く3rdアルバム『Funky Freaky Fresh』、最新アルバムの『地球ウォーカー』と、毎回前作を上回る期待以上の作品をドロップしてくれちゃうからスゴイ!!2MCのグッド・コンビネーションは必聴です!個人的にFGのDJではISOさんのプレイが一番好きです♪

〔link〕MELLOW YELLOW Official Website
RIP SLYME
【結成】1994年
【メンバー】PES(MC)、ILMARI(MC)、RYO-Z(MC)、SU(MC)、FUMIYA(DJ)

95年にミニアルバム『Lip's Rhyme』でデビュー。97年にFUMIYA、98年にSUが加入し、現在の4MC1DJに。2001年にシングル『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー、瞬く間にトップシーンに躍り出ました。現在の活躍については知っての通りですが、個人的にはメジャー第一弾アルバム『FIVE』を大プッシュ!
パーティーチューン満載で、デビュー当時の勢いや、純粋なノリの楽しさを存分に感じることができる一枚です。

また個々の活動やフューチャリングワークも見逃せませんっ。FG絡みでリップがfeatされた曲って、どれも最高なんですよ!!EASTENDとの「NO FUTURE」とか、MELLOW YELLOWとの「SURE SHOT」「Mothership Connection」などなど。MCが多くなってマイクリレーが面白いってのもありますが、トラックもめちゃ良いのです。リップ好きだけど、外仕事は聴いたことないって人は、ぜひ聴いてみてください!!

〔link〕RIPSLYME Official Website
KICK THE CAN CREW
【結成】1996年
【メンバー】LITTLE(MC)、KREVA(MC)、MCU(MC)、DJ SHUHO

By Phar The DopestのKREVA、Radical FreaksのMCU、DJ SHUHOらとともにソロMCとして活動していたLITTLEの3人が、1996年12月発売のヒップホップ・コンピレーション盤「BEST OF JAPANESE HIP HOP 7"」に収録された楽曲「カンケリ」で初コラボレート。その流れからキックが結成されました。山下達郎さんのあの名曲「クリスマス・イヴ」を大胆にもサンプリングネタに使った3rdシングル「クリスマス・イヴ Rap」が大ヒットし、一躍メジャーに進出!その後も勢いはとどまることを知らず数々のヒットを飛ばしますが、2004年、突然の活動休止発表。 現在はソロ活動を展開しています。

それぞれ異なるフィールドで経験を積んできた3MCのスキルはハンパない!鍛えられたライブパフォーマンスも定評アリ。ソロでも充実した活動を見せ、今後も目が離せない3人ですが、やっぱりあの強烈な個性の集まった「キャラ立ち三本マイク」をもう一度見たい!復活期待してます!!

〔link〕KICK THE CAN CREW Official Wbsite